1999-03-02 ArtNo.18353
◆<馬>BASF/ペトロナス、ブタンジオール工場建設
【クアラルンプル】ドイツ企業BASF Aktiengesellschaftとマレーシアの国営石油会社ペトロナスの60:40の合弁に成るBASF Petronas Chemicals Sdn Bhdはパハン州Gebengに2002年の操業開始を目指して年産10万トンのブタンジオール工場を建設する。
BASFペトロナス・ケミカルズが先週金曜(2/26)発表したところによると、同社は目下、Gebengにいずれも2000年の稼働が予定される2つの化学コンプレックスを建設している。その内の1つは、年産16万トンのアクリル酸プラントで、アクリル酸を原料とする年産10万トンの酢酸ブチル、年産6万トンの2エチル・ヘキサノール・アクリル酸塩、年産2万トンの氷アクリル酸の製造施設が併設される。もう1つはオキソ・アルコール/無水フタル酸/可塑剤の製造施設で、年間8万トンの2エチルヘキサノール、13万5000トンのnブタノール、4万トンの無水フタル酸、10万トンの可塑剤が製造される。
ブタンジオール工場の増設により、Gebengにおける投資額は9億米ドルに達する。BASFは世界最大のブタンジオール・メーカーで目下年間31万トンを製造している。同生産規模は2000年以降には40万トンに拡大されると言う。(NST,STAR:2/27)
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