1999-03-01 ArtNo.18342
◆<馬>アリ氏、ムニル氏に代わり証券委員会会長に就任
【クアラルンプル】会計会社Ernst & Youngマレーシア事務所の会長を務めるAli Abdul Kadir氏がMunir Majid氏に代わり3月1日付けで証券委員会の会長に就任した。
ダイム・ザイヌディン蔵相が先週土曜(2/27)に発表したところによれば、過去28年間、マレーシア公認会計士協会会頭を務めてきたアリ氏は、バンコク・バンクBhd取締役、メスダック理事、クアラルンプル証取(KLSE)規律委員会メンバー、複数の上場企業の取締役を兼務している。ダイム蔵相の声明は、ムニル前会長(51)の過去6年間の功績を賞賛している。
大学講師、マーチャント・バンカー、ジャーナリスト、ニューストレツ・タイムズ編集主任の経歴を有するムニル氏は先週金曜に催されたSCの3億4500万Mドル新本部ビル落成式の席上、「6年間の任期を終えたことから、暫くプライベイト・ライフを楽しみ、次ぎにやるべきことを考えたい」と辞職の意向を表明していた。同氏は昨年11月にマハティール首相に辞職の意思を表明、今年1月にはダイム蔵相にも、同意向を伝えたと言う。
先月初めには中央銀行のアブドゥル・ムラッド・カリド総裁補が辞職しており、外電は昨年9月の通貨管制導入直前に辞任した中央銀行の正副総裁以来、4人目のKL金融界トップ・レギュレーターの辞職とコメントしている。
SC本部落成式の席上挨拶したマハティール首相は、SCは上場申請の認可に際しては過度に厳格であるべきではなく、より柔軟な判断を行うべきであると指摘した。(ST:2/28,ST,BT,LZ,NST,MBT,STAR:2/27)
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