1999-02-25 ArtNo.18312
◆<印度>Bharat Oman、600万トン製油事業着手決定
【ムンバイ】Bharat Oman Refineries Ltd(BORL)取締役会は23日の会議でマドヤプラデシュ州Binaにおける総コスト5000クロー、年間原油処理能力600万トンの精製事業の実行を決めた。
消息筋によれば、環境アセスメントの認可の遅れで、プロジェクトの実行が延び延びになっていたが、取締役会は諸般の状況から認可は近いと判断、実行の方針を決めた。環境アセスメントの認可の遅れで、プロジェクト・コストは2000クローほど膨張したとされる。
同プロジェクトでは環境アセスメントの他、グジャラート州政府の原油輸入ターミナル建設の許可も得る必要がある。Bharat Petroleum Corporation Ltd(BPCL)とOman Oilの合弁に成るBORLは、グジャラート州Vadinalに原油輸入ターミナルを設け、更に全長943キロのパイプラインでマドヤプラデシュ州Binaとリンクする計画だ。また製油所に隣接して17MW(メガワット)の発電所の建設も予定されている。
ちなみにエクソンがBORLへの資本参加に関心を表明しているとの未確認情報も伝えられている。(THBL:2/24)
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