1999-02-25 ArtNo.18307
◆<馬>石油化学投資、2年内にUS$50億マーク
【クアラルンプル】マレーシアの石油化学投資は2001年末までに50億米ドルの大台に乗る見通しで、内50%は外国直接投資(FDI)、残りは国営石油会社ペトロナスの投資で占められる。
ペトロナスのモハド・ハッサン・マリカン社長が23日催された、南ア化学企業Polifin Ltd/オランダ企業DSM NVとのトレンガヌ州Kertihにおける総投資額1億7000万米ドルの低密度ポリエチレン製造合弁事業(SEAnews99/02/22号参照)の契約調印式後語ったところによると、現在までに既に36億米ドルの投資約束がなされており、これらは2001年までに稼働する見通しだ。
石油化学プロジェクトはマレーシアの外資導入に大きく寄与しており、ペトロナスはインフラ投資を通じて、パハン州Gebeng及びトレンガヌ州Kertihの総合石化コンプレックス(IPC)へのFDI誘致に努める。
クルテIPCには、ユニオン・カーバイドと合弁の第2オレフィン・クラッカー、酸化エチレン/エチレン・グリコール、マルチ・ユニット・エチレン中間材コンプレックス、BPケミカルと合弁の酢酸プラント、三菱と合弁の芳香族プラント、三井と合弁のVCM/PVCプラントが設けられ、グブンIPCでは、BASFと合弁のアクリル酸/オキソ・アルコール・コンプレックスがアンカー・プロジェクトになる。BASFペトロナス・ケミカルズSdn BhdがGebengに建設中の年産10万トンのButanediol工場は2002年に稼働する。(MBT,NST,STAR,BT,LZ:2/24)
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