1999-02-25 ArtNo.18305
◆<星>STオート、電動スクーターを世界市場に投入
【シンガポール】シンガポール・テクノロジーズ(ST)オートモーティブ(STオート)は中国で合弁製造した電動スクーターを英国に続き、2カ月以内に米国市場に投入する計画で、シンガポールでも年内に売り出す方針だ。
STオートは2年前に資本参加した上海電動車両製造公司により開発された電動のモーペッドやスクーターの安全装置、ブレーキ・システム、充電方式、外観に改良を加え、欧州市場の基準を満たす製品にアップグレードした。昨年12月に電動モーペッドをシンガポールで発売した同社は、陸運局の認可さえ下りれば、スクーターの販売も開始する計画だ。
電動スクーターは50CCと125CCクラスのスクーターに相当する2モデルから成り、値段も5500~7000Sドルと通常のスクーター並み。1回の充電で約50キロの走行が可能で、キロ当たり燃料コストは0.8Sセントと、通常のスクーターの3~5Sセントを大きく下回る。一般家庭の電気のソケットにプラグを差し込みさえすれば、一晩で充電でき、過充電の恐れもない。騒音・排気ガス等の環境汚染の心配も無いが、欠点はほぼ50キロ走行するごとに充電せねばならないこと。またバッテリーも数年に1度、新しいものに交換する必要があると言う。(LZ:2/24)
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