1999-02-25 ArtNo.18303
◆<星>GES、サイバー・モール/コール・センター・オープン
【シンガポール】電子製品の設計・契約製造やコンピューター関連製品の流通を手がける地元上場企業GESインターナショナルは23日、昨年度利益の半ばに相当する700万Sドルを投じて設けたサイバー・モールとコール・センターをオープンした。
ウェブ・サーファーがPC(パソコン)やプリンター、電子機器等をオンラインで購入できるデジランド・モールでは、製品の価格や仕様、その他の情報も入手できる。またGESのディストリビューターも受注や請求書の発送をオンライン処理でき、コール・センターはこうしたインターネット・サービスを補完する。顧客はインターネットと電話のいずれを通じてでもGEの製品を購入でき、受注後、ローカルのディストリビューターが24時間以内に製品を配達する。
デジランド・モールとコール・センターはGESのマーケッティング/ディストリビューション部門、デジランド・インターナショナル・グループ・オブ・カンパニーズが管理する。
GESインターナショナルのダニエル・ヨン氏によると、来年2月までにはオーストラリア、マレーシア、タイ、フィリピン、インドネシア、香港、中国、台湾、ベトナムのコール・センターも続々稼働する。ビジネス・ツー・ビジネスのインターネット取引は今年末までに月間1000万~1200万Sドルに達し、少なくとも年率20%の成長が期待できる。一般消費者とのビジネスも現在の月間30万Sドルから100万~150万Sドルに拡大する見通しで、シンガポール、マレーシア、オーストラリアを通じた年商は2000万Sドルに達するものと見られる。シンガポールのコール・センターは1日8000~1万通話を処理する能力を備えており、今年1月に稼働して以来1日600~1000件を処理している。
700万Sドルの投資は3年で回収できるが、仮に配送/保管面のコスト節約も計算に入れれば、1年半で元が取れると言う。(ST,BT,LZ:2/24)
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