1995-06-02 ArtNo.1830
◆<馬>サラワク州経済開発公社、木材工業用機械の合弁製造計画
【クアラルンプル】サラワク州経済開発公社(SEDC)は域内森林事業下流部門の隆盛に乗じ、木材工業用機械の製造に乗り出す。
SEDCのタリブ・ズルピリプ会長兼最高経営担当重役がNST紙に語ったところによれば、同社は既に日本や台湾のパートナーの目星をつけており、円高が進行する中で特に日本企業が同プロジェクトに強い関心を表明している。この種の機械をサラワク州で製造すれば、日本や台湾からの輸出に比べ、生産コストや輸送コストを大幅に節約できる他、ASEAN域内の貿易特恵も享受できる。タイやインドネシア等の域内市場への輸出が容易な他、サラワク州内にも市場を見出すことができる。 この他SEDCは州内に豊富に産する珪土を利用した板硝子の合弁製造に関する商談を外国企業と進めている。木材産業用機械の製造は同社の再編計画の3つの柱の1つで、他の2つは教育産業と生物科学と言う。(NST:6/1)
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