1999-02-24 ArtNo.18297
◆<印度>Viesteon、非自動車部門への投資検討
【チェンナイ】フォード・モーター傘下の年商180億米ドルの自動車部品サプライヤー、Visteon Automotive Systems(VAS)はインドにおける非自動車領域の投資機会を物色している。
VASのCraig Muhlhauser社長は22日催された、チェンナイ近郊マライマライ・ナガルに1億5000万米ドルを投じて設けた施設の開所式の席上、以上の消息を語った。
それによると、例えば発電、システム・テクノロジー、ソフトウェア開発等はインドにおける成長領域として注目される。同社はインド子会社と共同で創造的で、進取性に富んだ領域に投資する。
チェンナイをベースにスターター・モーターや交流機の製造を手がける100%フォード子会社のVisteon Powertrain Control Systems India Pvt Ltdや、室内の換気/温度/乾湿制御システムの製造を手がけるフォードと韓国漢拏の90:10の合弁会社Visteon Automotive Systems India Pvt Ltdは、地元納入業者との技術提携や、チェンナイの外部、例えばムンバイ、デリー等への業務拡張を図る。このため両社はさしあたりセールス/マーケッティング・オフィスを増設する。
この他、新製品、ソフトウェア、電子その他の製品及びサービスへの投資も可能で、この方面に長じた地元企業と輸出志向型の合弁事業を進める用意もある。しかし地元納入業者と後方統合型の合弁を組む考えはない。この種の事業は規模の経済性を実現する上で少なからぬリスクを負わざるを得ないと言う。(IE:2/23)
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