1999-02-24 ArtNo.18295
◆<馬>サバ州議会解散
【コタキナバル】サバ州のバーナード・ドンポ首席大臣は22日、サバ州議会の解散を宣言、これによりマハティール首相に率いられる与党連合国民戦線(BN/NF)は60日以内(恐らく来月12日もしくは13日)に、昨年9月のアンワル副首相解任以来初の選挙の洗礼を受けることになった。
政界アナリストによれば、BNは、主にジョーゼフ・パイリン・キティガン及びハリス・サレー両元首席大臣にそれぞれ率いられるカダザン族とキリスト教徒を支持基盤とするサバ統一党(PBS)及びマレー系住民を支持基盤とするサバ国民戦線連盟の挑戦を受けることになる。
1994年の前回選挙では、アンワル前副首相を先頭にBNは、初めて連邦政府与党統一マレー国民戦線(UMNO)の公認候補を立てる戦術を採用したが、48議席中過半数の25議席を当時州政権を握っていたPBSに奪われた。しかしBNのPBS議員懐柔策が奏功し、PBS政権は22日間で崩壊、現在の新政権が誕生した経緯がある。
解散前の州議会勢力地図を見ると、UMNO21議席、サバ民主党(SDP)11議席、サバ進歩党(SPP)5議席、人民正義党3議席、サバ人民統一党2議席、マレーシア華人協会(MCA)1議席、PBS4議席、無党派1議席となっている。(ST,BT,LZ:2/23)
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