1999-02-18 ArtNo.18239
◆<印度>ピアジオ、LML通じ一連のスクーター新モデル発売計画
【ニューデリー】イタリヤの二輪車メーカー、Piaggioは地元パートナーSinghanire一族との紛争を穏便に決着させ、両者の合弁会社LMLインディアLtdを通じて一連のスクーター新モデルをインド市場に投入する計画だ。
ピアジオのニューデリー駐在代表Mario Empirin Gillardini氏によると、これらの新モデルには同社が世界最高速(時速170キロ)のスクーターと誇るGilera、豪華モデルのHexagon、盗難防止装置/デジタル・クロック/取り外し可能ホック付き1気筒4ストロークのVespa ET4が含まれる。
これらのモデルはSinghanire一族との紛争に関わらず、LMLを通じてインド市場に投入される。このため同社としてはパートナーとの穏便な和解を望んでいると言う。
Singhanire一族はピアジオの先代Giovanni Agnelli氏死去に伴い、合弁契約の規定に基づき、LMLのピアジオ持分買い取りを求めたが、ピアジオが拒否したため、地裁に告訴、これに対してピアジオはパリの国際仲裁廷に調停を求めていた。(IE:2/15)
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