1999-02-18 ArtNo.18238
◆<印度>TISCO、自動車ボディー・シート製造計画
【ニューデリー】タタ・アイアン・アンド・スチール・カンパニー(TISCO)は来年6月に年産120万トンの冷間圧延コイル(CRC)プロジェクトが稼働した際には、自動車ボディー・シートの製造に乗り出す。
TiscoのJamshed J Irani重役(MD)が12日催されたウルトラ・ライト・スチール・オート・ボディー(ULSAB)試作品のインディア・エンジニアリング・トレード・フェア(IETF)99への展示の記念記者会の席上明らかにしたところによると、1600クローを投じてJamshedpurに建設されるCRCプラントの製品の少なくとも20%は自動車ボディー・シートの製造に、残りの80%は建築用鋼材や鋼管の製造に用いられる。既にフォード、ボルボ、Daewoo等の潜在顧客との交渉を進めている。
Tiscoは既にオートモービル・グレードの製品を製造、タタ・エンジニアリング・アンド・ロコモーティブ・カンパニーLtd(TELCO)やMaruti Udyog Ltd(MUL)等に供給しているが、Telcoは現在Tiscoの350万トンの製品の3%未満を利用しているに過ぎない。
一方、Tiscoは2200万米ドルのULSABプロジェクトに参加する唯一のインド企業で、今回IETF99に展示したスチール・フレーム試作品は、通常の自動車ボディー・シートよりも25%軽量と言う。(IE,ET,THBL:2/13)
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