1999-02-18 ArtNo.18234
◆<馬>航空予約システムのアマディーアス、30%シェア目指す
【クアラルンプル】航空機予約システム・プロバイダー、Amadeus Global Travel Distribution(AGTD)は5年内にマレーシア市場の30%のシェアを獲得できるものと見ている。
AGTDのデービッド・ブレット副社長(米国/アジア太平洋地域担当)によると、スペインのマドリードに1987年に発足した同社には、エア・フランスとルフトハンザが各29.2%、コンチネンタルが12.4%出資、現在世界市場の30%のシェアを握っている。世界的レベルでは同社はAbacus(市場シェア6%)の5倍の規模を有するが、アジアではAbacusの2分の1のシェア占めるに過ぎない。この他のプレーヤーにはガリレオ(世界シェア27%)とSabre(同24%)が挙げられ、他の1社も13%のシェアを占めている。
広範囲な地域をカバーするビジネスの性格から、個々の国のシェアは実際のところそれほど重視されない。昨年10月に設立され、今月から業務を開始したアマディーアスGDS(マレーシア)Sdn Bhdは、国内の旅行代理店にもそのシステムを売り込む予定だ。
マレーシアはAGTDが1994年にアジア市場に進出して以来、21番目の拠点で、近く22番目の拠点も設けられる。今週はジャカルタにおける同社製品の販促が開始される。マレーシア、シンガポール、日本では目下上記プレーヤーの市場争奪戦が展開されていると言う。(STAR:2/15)
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