1999-02-18 ArtNo.18230
◆<馬>資本市場開放がアジア危機の主因:マハティール首相
【ジャマイカ】マレーシアのマハティール首相は11日、資本市場の開放と国際通貨基金(IMF)の処方箋が、アジア通貨危機とその後のアジア諸国の困窮の主因であると指摘した。
この日ジャマイカで開幕した第9回G15サミットの席上、マハティール首相は金融国際化の趨勢に触れ、「我々は今や世界共同体の一員になったが、決して平等な一員ではない」、「資本主義の大儀が至上とされ、これに異議を唱えるものは異端のレッテルを張られる」、「開発途上国は一般に冷戦の終結を歓迎しているが、選択の機会が喪失したことにより、それ自身の地位を防衛する術も奪われた」と国際金融/経済体制の矛盾を指弾した。(BT,STAR,LZ:2/12)
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