1999-02-15 ArtNo.18221
◆<印度>Dana、Eatonに代わりAxlesの主要株主に
【チェンナイ】米国企業Dana Corporationがやはり米国拠点のEaton Corporationの中/大型車駆動軸製造/供給ビジネスを買収したのに伴い、TVSグループ傘下のAxles India Ltd(AIL)は新たな外国パートナーを迎えることになる。
年商130億米ドルのDanaは軽車両用駆動軸の指導的サプライヤーで、今回の買収を通じて世界の車軸市場におけるプレゼンス強化を図る。
現在AILの4.08クローの払込資本の40%はEatonが保持、残りは、Sundram Finance、TVSグループ、一般投資家が各20%づつ占めている。
DanaはEatonのAIL持分を引き継いだ後、インド証券取引局(SEBI)に公開買付義務免除を申請する見通しだ。しかしダンロップ・ホールディングズ傘下のBTRに代わり、Titan Europeがホイラーズ・インディアの権益を手に入れた際、SEBIは公開買付義務免除申請を棄却している。
AILの営業額の50%はタタ・エンジニアリング&ロコモーティブ・カンパニーLtd(TELCO)に依存しており、この他の主要顧客にはAshok Leyland、Swaraj Mazda、Eicher Motors、Mahindra Nissanが名を連ねている。リセッションの打撃で1997/98年度には4.69クローの損失を計上したが、1998年12月期四半期の損失は、前年同期の1.90クローから302万5000ルピーに縮小した。(ET:2/12)
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