SEAnews 1999-02-12 ArtNo.18209

【ニューデリー】昨年12月の工業生産指数(IIP)の伸びは3.2％と、前年同月の7.1％の伸びを大きく下回った。
中央統計局(CSO)が10日発表したところによれば、昨年4－12月のＩＩＰの伸びは3.5％で、やはり前年同期の6.7％から大きく減速した。
昨年12月の製造業生産の伸びは3.1％(7.6%)、4－12月のそれは3.7％(6.9%)と、1998／99年度の製造業の目標成長率5.7％を遙かに下回っている(括弧内は前年同期の数字、以下同様)。
昨年12月の鉱業生産指数の伸びは－1.6％(7.5%)と、4カ月連続のマイナス成長をマーク、電力指数だけが8.1％(3.1%)と、堅調な成長を見た。電力指数の伸びは4－11月の6.2％から4－12月の6.6％へと、成長速度を速めている。
他方、原材料の伸びは昨年12月が1.2％(6.0%)、4－12月が1.4％(6.8%)、中間財の伸びは昨年12月が2.5％(10.3%)、4－12月が4.7％(9.0%)と、いずれも不振だったが、資本財の4－12月の伸びは9.8％をマーク、前年同期の6.7％を上回った。消費財の3－12月の伸びは5.7％で、前年同期の6.5％に及ばなかった。
昨年12月には運輸機器部門が最高の23.9％の成長を実現、以下紙製品／印刷／出版／その他の関連産業18.1％、羊毛／絹／合繊15.9％と堅調だった反面、非金属鉱物は－11.7％、基礎金属は－8.7％、金属／合金は－8％と不振が目立った。(ET,IE,TH,THBL:2/11)