1999-02-12 ArtNo.18208
◆<印度>米国AES、Essarの520MW発電所買収目指す
【ニューデリー】米国の大手電力会社AESトランスパワーは、Essarが売りに出したグジャラート州Haziraの520MW(メガワット)発電所買収レースの先頭に立ったもようだ。
ハジラ発電所は元々製鉄所に付属するキャプティブ・プラントだが、その売却は、Essarにとって中核ビジンスに集中する事業再編計画の一環で、何よりも建設中の製鉄施設が必要とする資金を獲得できる。同社は過去2年にわたり流動性の逼迫に悩んでおり、国内景気の後退で状況は益々深刻化している。
一方、オリッサ・パワー・ジェネレーション・コーポレーションの49%のシェアを握り、IBバリーの発電プロジェクトにも参加するAESにとって、ハジラ発電所の買収は、インド発電市場におけるプレゼンス拡大戦略に合致している。しかし他にもハジラ発電所に関心を寄せる企業が2社存在すると言う。(ET:2/11)
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