SEAnews 1999-02-12 ArtNo.18203

【クアラルンプル】マルチメディア・スーパー・コリドー(MSC)企業が、2000年6月までにＭＳＣへの移転を完了しないなら、ＭＳＣステータスを喪失することになる。
マルチメディア・デベロプメント・コーポレーション(MDC)のオスマン・ヨープ・アブドラ会長は10日催されたコンピューター・テクノロジー(CT)エクスポ98の優秀賞受賞企業ＶＭＳテクノロジーの表彰式の席上以上の警告を行った。それによると、これまでに201社にＭＳＣステータスが認められ、内139社が既にＭＳＣに移転している。残りの62社がまだ移転を完了していない。
一方、ＭＤＣはマルチメディア・ユニバーシティーのキャンパス付近にインキューベーター・センターを設け、ＭＳＣステータス候補の中小企業に平方フィート当たり1.5Ｍドルの賃貸料でリースする。リース期間は2年で、関係企業は同期間にＭＳＣステータスを取得することができる。約50社の中小企業が同スキームに参加する見通しだ。米国のシリコン・バリーには中小企業約7000社が存在するが、ＭＳＣプロジェクトに関わる中小企業は400社に過ぎない。このためＭＤＣはインキューベーター・プログラムを通じてハイテク中小企業の成長を支援すると言う。(MBT.STAR:2/11)