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	1999-02-11 ArtNo.18184 
	◆<星>政府のDBSバンク持分処分で市場に波乱 
	【シンガポール】政府投資会社タマセク・ホールディングズは9日、DBSバンク株に転換可能な13億米ドルの債券が機関投資家により全額引き受けられたと発表した。 
  一般投資家も今月18日からこの民営化転換債(PEN)と銘打った債券を購入でき、中央積立基金(CPF)の利用も認められている。政府は需要を見た上、最大3億米ドルのPENを発行する方針だ。 
  スタンダード&プーアによりトリプルAの格付けを受けた無利子債券は2002年2月にDBSバンクの外国株及び地元株に11.58~12.06Sドルの値で転換できる。 
  シンガポール政府は今回のPEN発行を通じて昨年11月にPOSBankの権益をDBSバンクに売却した際手に入れた無議決優先株を処分する計画で、政府のDBSバンク持分は現在の54%から元の35%のレベルに引き下げられる。 
  金融市場の自由化加速が伝えられる中、外国株と地元株の区別の廃止や外国投資家持分上限の撤廃が噂され、アナリストらは、そうしたことが実際に生じるのか、生じるとすっれば、それはいつかを見きわめるべく、躍起になっている。 
  PEN発行の余波で、この日、OCBC(華僑銀行)外国株は7.7%、OUB(華聨銀行)外国株は6.3%、それぞれ値を下げた。(ST,BT,LZ:2/10) 
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