1999-02-11 ArtNo.18182
◆<星>ドメイン名システムの改正に関する国際会議開催
【シンガポール】インターネットに関わる問題の中でも異論の多い“ドメイン・ネーム”システムの改変問題が、シンガポールで討議されることになった。
ウェブ・サイトのアドレスを示すドメイン名は、ホスト名/組織名/組織の属性/国・地域名から成っているが、様々なサイトの開設ラッシュが生じる中で、適当なドメイン名を確保するのが益々困難になり、ドメイン名の闇市や訴訟も生じている。
こうした中でインターネット・コミュニティーがホワイト・ハウスの呼びかけに応えて組織した非営利団体のインターネット・コーポレーション・フォー・アサインド・ネーム・アンド・ナンバーズ(Icann)が、3月3日にシンガポールで関係会議を開催することになった。同会議では、ドメイン名の登録/認証問題が主に討議されるものと見られる。
Icannが9日当地で発表した声明によれば、ドメイン名の新たな登録システムの草案をIcannのウェブサイトwww.icann.orgに掲示、一般の意見を聴取した後、3月3日の会議にかける。新方式はまた5月から2カ月間にわたり実際にテストされる。
ドメイン・システムの変更は極めて異論の多い問題のため、登録手続きの公正さと結果の公正さを実現することが、最大の課題になると言う。(ST:2/10)
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