1999-02-10 ArtNo.18169
◆<星>JTC工場賃貸契約、過去5年来初めてマイナス成長
【シンガポール】ジュロン・タウン公社(JTC)の既成工場賃貸業務は、過去5年来初めて解約されたスペースが新規契約されたスペースを上回り、マイナス成長に陥った。
昨年解約されたフラット工場スペースは17万1000平米、これに対して新規賃貸スペースは前年比54%減の10万4589平米にとどまった。このためこの種の工場の賃貸スペースは6万7000平米縮小した。このためフラット工場の入居率は前年の86%から過去5年来最低の78%に下降した。特に昨年10月から12月の間の解約は5万6000平米とピークに達した。標準工場の賃貸スペースも2万7000平米縮小、入居率は前年の95%から89%に下降した。
一方、工業用地の解約は前年の2倍以上の99.5haを記録したものの、新規賃貸スペースは前年比17%増の200.2haと、依然として84haの純増を見た。しかし同伸びは、前年を31%下回った。賃貸済み工業用地の4分の3は外国企業により占められている。(ST,BT:2/9)
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