1999-02-09 ArtNo.18162
◆<印度>ONGC、パラキシレン事業もインディアン石油と合弁か
【ムンバイ】オイル・アンド・ナチュラル・ガス・コーポレーションLtd(ONGC)はグジャラート州Haziraにおける2600クローのパラキシレン製造事業のパートナーに、Bharat Petroleum Corporation Ltd(BPCL)に替えてインディアン・オイル・カンパニーLtd(IOC)を選ぶものと見られる。
これは最近のIOCとONGCの株式持ち合いを通じた戦略提携の結果、仮にONGCがBPCLとパラキシレン事業を進めれば、IOCがハリヤナ州Panipatで進める同様の石化プロジェクトと競争することになるためで、ハジラ・プロジェクトもIOCと進めるのが順当と見られるため。
ハジラ・プロジェクトでは、年間パラキシレン27万5000トン、オルトキシレン5万5000トン、ベンゼン30万トン、ライト・ナフサ24万トン、ラフィネート22万2000トンの生産が目指され、別にパラキシレン/芳香族の再生ユニットとナフサ・スピリッターの建設も検討されている。エンジニアーズ・インディアが最近事業化調査に着手したことから、コスト高やパラキシレンの値下がりで紆余曲折を経た同プロジェクトもいよいよ実現する可能性が高まったものと見られている。(IE:2/5)
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