1999-02-09 ArtNo.18156
◆<馬>首相、身辺問題の処理でアンワル氏にアドバイス
【クアラルンプル】アンワル前副首相は8日、高裁における職権濫用公判の被告側弁論を開始、政府倫理委員会(Cabinet Committee on Management and Good Governance)の議長も務めた被告の下には、政府各方面の職権濫用や汚職に関わる訴えが寄せられ、マハティール首相の汚職に関わる訴えも存在したと語ったが、検察側は公判審理の本筋から外れ、機密漏洩の疑いも有ると抗議した。
アンワル氏によると、最初に自分の身辺問題に関わるゴシップが伝えられた時、警察に通報すべきか迷った。何故ならこうした問題は数百件にのぼり、一々警察に通報する訳には行かなかったためである。例えば、ムガ・ジュニド当時副内相(現国内取引消費者事務相)が殺人事件に関与したとの訴えも、警察への通報を見合わせた。
昨年8月、ウミ・ハフィルダ・アリ女史が首相に宛てた密告書を、手渡された際、首相は目を通したら処分するよう指示するとともに、「自分も中国人の愛人をかこっていると非難されているが、この種の問題は無視して取り合わないことだ」とアドバイスしたと言う。(STARオンライン:2/8)
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