1999-02-08 ArtNo.18143
◆<馬>昨年12月の貿易黒字M$67億
【クアラルンプル】マレーシアの昨年12月の貿易収支は、輸出が前年同月比12.7%増の259億Mドルに達した反面、輸入が前年同月比12.8%減の192億Mドルにとどまったことから、前年同月を570万Mドル、前月を2億Mドル上回る67億Mドルの黒字が記録された。
統計局の発表によれば、昨年通年の輸出は29.8%増の2868億Mドル、同輸入は3.3%増の2283億Mドルで、この結果通年の貿易収支は、前年の4500万Mドルの赤字から過去14年来最大の584億Mドルの黒字を記録した。
昨年通年の電気/電子製品輸出は34.4%増の1521億Mドルと、総輸出53%を占め、内、集積回路の輸出額は37.5%増の410億Mドルをマーク、電子製品輸出全体の26.9%を占めた。
パーム油/パーム油基礎製品輸出は2260億Mドルと、総輸出の7.9%を占め、内パーム油輸出が64.4%増の178億Mドルをマークした。しかし輸出量そのものは1%減少しており、輸出額の伸びはFOB価格が66.1%アップしたのに伴うもの。
繊維製品輸出は37.5%増の90億Mドルと、総輸出の3.1%を占めた。原油輸出は輸出量の拡大から6.2%増を記録、総輸出の2.6%を占めた。これに対して液化天然ガスは輸出量の減少とFOB価格の下降で、4.4%減の60億Mドルにとどまり、総輸出の2.1%を占めた。
輸入に関しては中間財が前年比9.8%増の1600億Mドルと、輸入全体の70.1%を占めトップ。以下資本財が15.1%減の363億Mドル(輸入全体の15.9%)、消費財が6.1%減の132億Mドル(輸入全体の5.8%)と続く。また米国、シンガポール、日本との貿易額が全体の50.8%を占めた。(STAR,NST,ST,BT,LZ:2/6)
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