1999-02-05 ArtNo.18129
◆<印度>NTPC、TN州2000MW発電燃料にLNG使用検討
【チェンナイ】ナショナル・サーマル・パワー・コーポレーション(NTPC)はタミールナド州Cheyyurにおける2000MW(メガワット)の発電事業燃料に液化天然ガス(LNG)を利用する可能性を検討している。
元々同プロジェクトは石炭を燃料として使用するはずだったが、NTPCは今ではタミールナド電力局(TNEB)及びタミールナド州政府とLNGを使用する可能性を協議している。NTPCはDakshin Bharat Energy Consortium(DBEC)がチェンナイ近郊Ennoreに建設する年間処理能力250万トンのLNGターミナルからLNGの供給を受ける可能性を研究している。
6300クローのEnnoreプロジェクトではやはり2000MWの発電施設が設けられ、同発電施設には年間約200万~210万トンのLNGが必要とされる。したがって余剰は40万トンのみだが、DBECは、LNG処理能力を拡大するオプションを有する。ちなみにDBECにはSiemens、Woodside Petroleum、CMS Energy、Grasim Industries、Unocalが参加している。
NTPCはCheyyur発電事業の第1期分1000MWは石炭、第2期分の1000MWはLNGを用いる計画だが、第1期分にLNGを使用する可能性も研究している。そうなれば石炭処理ターミナルを設ける必要がなくなる。しかしEnnoreのLNGターミナルが完成するのは2003年8月で、Cheyyur発電所の第1期分には間に合わないと言う。(THBL:2/4)
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