1999-02-04 ArtNo.18109
◆<馬>通産相、M$250億製造業投資目標達成に自信
【クアラルンプル】昨年の製造業投資約定額は、リセッションの影響で落ち込んだものの、今年は工業マスター・プラン2に掲げられた250億Mドルの目標を実現できる見通しだ。
工業開発局(MIDA)が2日催した1998年度投資データ発表会の席上、ラフィダ通産相が明らかにしたところによると、取り分け中規模の資本集約型プロジェクトに増加傾向が見られる。
過去2年来ハイエンドのメガ・プロジェクトが多数認可されており、こうしたプロジェクトは中規模の資本集約型産業の支援を必要としている。例えばMIDAは今年1月だけで39件、合計13億Mドルの投資申請を受理した。ラフィダ通産相自身、今年はこの種の資本集約型中規模投資の誘致を目指し、米国、欧州、日本、台湾、オーストラリアを歴訪すると言う。
昨年MIDAは739件、189億Mドルの製造業投資プロジェクトを受理した。同数値は件数で14.1%、額で44.5%、前年を下回るものの、内容は決してそれほど悪くない。この内地元投資が33.3%の63億Mドル、外国投資が126億Mドルを占めた。外国投資額は12%の縮小を見たものの、件数は前年の494件から507件に増加している。(STAR,ST,BT:2/3)
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