1999-02-02 ArtNo.18087
◆<印度>K州/AP州、インドラマ/三井/伊藤忠化学事業競う
【ニューデリー】カルナタカ州は、インド・ラマ・シンセティクス(インディア)Ltdが三井化学/伊藤忠と合弁で進めることを計画している2700クローの純粋テレフタル酸(PTA)プロジェクトの誘致を目指し、優遇措置のパッケージをオファーする見通しだ。
年間35万トンのPTAと20万トンのポリエステルの製造が目指される同プロジェクトは、当初アンドラプラデシュ州Visakhapatnamで進められるはずだったが、用地確保問題等で計画が遅延していた。
カルナタカ州政府筋によると、同州政府は最近の会議で優待パッケージを承認した。このためマンガロールへの誘致を目指すカルナタカ州政府と、引き留めを図るアンドラプラデシュ州政府との間で綱引きが生じるものと見られる。
インド・ラマ筋はカルナタカ州政府の提案内容を見た上で決定を下すとしている。ビジネス・ラインが伝えるところでは、インド・ラマは当該プロジェクトに60%、三井化学が35%、伊藤忠が5%を出資する。(これ以前には伊藤忠が35%、三井化学が5%と報じられていた。)プロモーターらは第2期工事に別に1400クローを投じることも検討していると言われる。(THBL:1/31)
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