1999-02-02 ArtNo.18086
◆<印度>輸入HRCの固定フロア価格制に鉄鋼業界の反応まちまち
【ムンバイ】政府が導入した輸入熱間圧延鋼板(HRC)の固定フロア価格制に対する鉄鋼業界の反応はまちまちで、HRC業界は歓迎している反面、冷間圧延(CR)業界は、同制度を早急に廃止するよう訴えている。
政府通達によれば、CIF価格がトン当たり302米ドル以上のHRCのみの輸入が認められる。これに対してインド冷間圧延鋼板製造業者協会(CORSMA)は、新制度はCR業界の息の根を断つもので、これにより国内CR業界は輸入品に太刀打ちできなくなるとしている。新制度の結果HRCとCRCの価格差は、これまでのトン当たり150米ドルから90米ドルに下降、CRC製品は国内で製造するより輸入した方が安上がりになると言う。(THBL,ET:1/30)
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