1999-02-01 ArtNo.18063
◆<馬>首相、通貨投機廃絶提案:世界経済会議
【ダボス】マレーシアは通貨投機からの保護を通じて、経済危機から立ち直りつつある。外為取引の選択的規制と株式投機家の締め出しが、こうした回復に大きく貢献しており、マレーシアは、国際社会が通貨投機家の襲撃を防止する何らかの措置を講じない限り、通貨管制を解く考えはない。
マハティール首相はスイスのダボスで開催中の国際経済フォーラムの席上、以上の考えを語るとともに、国際通貨基金(IMF)の勧告に従っていたなら外国資本による植民地化を招くところだったと、IMFの施策を批判した。
首相によると、世界経済が回復しない限り、マレーシアの完全な回復はなく、また通貨投機を廃絶するか、規制しない限り、世界経済が回復することもないと言う。(STAR:1/29,1/30,ST,LZ:1/30)
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