1999-01-29 ArtNo.18050
◆<馬>ペトロナス、国際価格の低迷に関わらず原油減産の可能性否定
【クアラルンプル】国営石油会社ペトロナスは国際的な石油価格の下降に関わらず、原油生産を削減する可能性を否定した。
ペトロナスのモハド・ハッサン社長が27日語ったところによると、目下マレーシアは日量63万バレルの原油を生産、内40万バレルを輸出している。これは世界全体の生産量に比べれば、無視し得る量で、加えてペトロナスも生産分与契約(PSC)請負業者も依然として利益を計上している。このため生産レベルは現状のまま維持される。世界にはハイ・コストの原油生産国も存在し、こうした国では採算性の見込めぬ鉱区の生産をストップ、減産を行っているが、マレーシアの鉱区は依然として採算が見込めるため、生産を停止する必要はない。しかし引き続き市場動向を見守って行くと言う。(NST,MBT,STAR:1/28)
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