1999-01-29 ArtNo.18048
◆<馬>国民が通行料負担に応じるまで道路建設を見合わせ:首相
【クアラルンプル】マハティール首相は27日、今週月曜から1.5Mドルの新料金を導入したばかりのダマンサラ・プチョン・ハイウェイ(LDP)の通行料をチャイニーズ・ニュー・イヤー後に1Mドルに引き下げると発表するとともに、国民が通行料負担に応じるまで、新規ハイウェイ・プロジェクトの認可を見合わせる他ないと警告した。
首相は、LDP通行料反対運動に触れ、「通行料を引き上げれば、次期総選挙で与党は敗れると観測されており、政府には選択の余地がない」と通行料引き下げの理由を説明した。それによると、通行料を50Mセント引き下げれば、政府はLDP建設業者に年間8500万Mドルを補助せねばならない。また政府が道路建設民営化計画を先に繰り延べれば、建設コストは上昇し、国民は結局より高額の通行料を負担せねばならなくなる。マレーシアのハイウェイ通行料は世界的に見ても低水準だが、これは政府が補助しているためと言う。(NST,MBT,STAR:1/28)
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