1999-01-28 ArtNo.18038
◆<印度>政府、LNG輸送船のチャーター・ガイドライン立案
【ムンバイ】インド政府は、近く液化天然ガス(LNG)輸送船の購入やチャーターに関わるガイドラインを発表する。
運輸省筋によれば、同ガイドラインはLNGベースの発電事業や化学肥料プロジェクトにも影響を及ぼすことになる。
Dabhol Power Company(DPC)のLNG輸送船20年チャーター計画は目下政府によりペンディングされている。海運業界は、同計画は国内法に違反し、長期にわたり国内資金の海外流出を招くと批判している。
国内法では海外船舶のチャーターは1年間に限られるが、LNG輸送船に関しては最低20年が常識となっている。
DPCは日本企業と、LNG輸送船を日本で建造後、20年契約でチャーターすることで合意しており、同輸送船はインド国外で登録されることになる。
DPCのメンバー、エンロンはシッピング・コーポレーション・インディア(SCI)にLNG輸送船に10%出資するよう求めている。これに対して国内海運業界は、SCIに対する10%の出資要請は、政府の認可を得るためのカモフラージュに過ぎず、インド企業にもLNG輸送船を建造することはできると、不満を訴えている。(THBL:1/27)
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