1999-01-27 ArtNo.18018
◆<馬>資本逃避税導入の時期は未定:首相
【クアラルンプル】マハティール首相とダイム蔵相は25日、別個に外国ファンド・マネージャーと会見、政府が、現在実施している通貨管制を部分的に代替する資本逃避税の導入を検討している事実を確認したが、導入の時期は明らかにしなかった。
政府方面の消息によると、資本逃避税の導入問題は国家経済行動理事会(NEAC)の審理に委ねられる見通しだ。NEACは資本逃避税を導入するか否か、また導入するとすれば、その時期は何時か、と言った問題に関して報告書を政府に提出することになる。
マレーシア政府が近日中に資本逃避税を導入、これに伴い証券市場に投じられた外国資金の国外持ち出し1年禁止措置が解除されるとの噂が流れたが、この日の会議の結果、こうした期待は短期的に実現しないことが明らかになった。
しかし別の政府筋によると、資本逃避税は年初3ヶ月以内に導入される見通しで、大蔵省は目下、同措置の影響に関する調査を進めていると言う。
首相はまた1米ドル=3.80Mドルの固定相場が長期にわたり維持されることを重ねて強調、この他アンワル前首相の解任、新副首相の指名、シンガポールとの二国間関係等に関しても説明を行った。(NST,MBT,STAR,ST,BT,LZ:1/26)
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