1999-01-26 ArtNo.18012
◆<印度>情報技術会社PCS、サード・パーティー保守契約に照準
【カルカッタ】マハラシュトラ州ムンバイ拠点の情報技術(IT)企業、PCSインダストリーズは急成長するサード・パーティー・メンテナンス(TPM)市場に注目、PCS部門を新設し、同市場の開拓に本腰を入れるている。
PCSのDebashish Banerjee東部地区主任によると、同社は既にカルカッタ・エレクトリック・サプライ・コーポレーションLtd(CESC)の電力料徴収システム、スチール・オーソリティー・オブ・インディアLtd(SAIL)のドゥルガプル工場及びボカロ工場の生産・計画・制御システムの保守を手がけ、インテルのハードウェア・システム、サーバー、ノッド、ネットワーキング設備、RISCベースのヒューレット・パッカード・サーバー等に関わる経験・知識を補強した。
一部の指導的ITベンダーは、そのシステムを販売後、保守サービスを提供するゆとりがなく、そのことがTPM市場を拡大する一因になっている。来年は中央銀行、ステート・バンク・オブ・インディア、SAIL、コール・インディア、オイル・インディアLtd、ナショナル・ストック・ホールディング・コーポレーション、ヒーロー・ホンダ等の主要顧客に対するTPMサービスが、PCSの主要な収入源になる見通しだ。
PCSはこの他、既に年商120クローの規模を有するソフトウェア・ビジネスの拡張を図る計画で、インターネット・サービス・プロバイダー(ISP)ビジネスの採算性も調査していると言う。(ET:1/25)
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