1999-01-26 ArtNo.18001
◆<星>Eメール・サービス会社、6百万会員獲得に自信
【シンガポール】地元で開発されたテクノロジーをベースにしたスマートEメール・サービスを提供する“BuzzCity”は、営業開始を3週間後に控えた先週、コンテント・パートナー17社との契約に調印、年内に100万人、2000年末までには600万人の会員獲得に自信を深めている。
バズシティーの共同創設者ライ・コクファン氏によると、控えめに見てもコンテント・プロバイダー1社当たり1日20人の訪問者が見込める。したがってパートナーが200社に達すれば年間の訪問者は延べ136万人となり、この内多くがバズシティーと“novel service”契約を結ぶものと見られる。
バズシティーは個人のニーズに応じるEメール情報サービスを提供しており、メンバーが興味のあるトピックやカテゴリーを登録すると、地元のケント・リッジ・デジタル・ラブ(KRDL)により開発されたインテリジェント検索技術を駆使して、ウェブ・サイト上の関係トピックやカテゴリーに関わる全世界の最新情報をEメールにより定期的に配布する。
検索サービスは大まかに、1)ビジネス、2)ファイナンス、3)政府、4)ニュース/メディア、5)パーソナル、6)入札、7)ウェブに分類され、例えばビジネスは、競売、ジョブ、不動産等のトピックに細分される。こうしたカテゴリーやトピックは利用者のニーズに合わせて追加される。
バズシティーがヤッフーやエキサイト等の既存検索エンジンと異なる点は、情報の深みと品質で、例えば航空券オークションとキーインすると、航空券のオークションに関わるウェブ上の最新情報のみがリストアップされる。
これ以前にはNet Beaconの名で知られたバズシティーはKRDLから独立した最初のビジネス・ユニットで、KRDLのJean-Luc Lebrun部長によると、ビジネス・ユニット・スキームは、KDRL研究者の中の企業家精神を備えたグループに創業資金を補助するものと言う。(BT:1/25)
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