1995-01-05 ArtNo.18
◆<星>石油部門の不振で昨年の化学産業成長率1%に減速
【シンガポール】シンガポールの昨年の化学産業生産はわずか1%(予測値)の伸びにとどまった。
経済開発局(EDB)が先月29日に発表したところによると、昨年の同業界の生産高は187億Sドルで、化学産業生産高の58%を占める石油部門の4.4%のマイナス成長が同業界の足を引っ張った。ちなみに一昨年は石油部門の9.2%の成長に牽引され、業界全体で8.4%の成長が達成された。石油部門を除いた昨年の化学産業の生産高は8.7%増の80億Sドル(予測値)を記録した。石油化学部門の生産高は、一昨年の7.4%増を大きく上回る20.3%増を記録、EDBは今年も好調が期待できるとしている。その他の部門の昨年の生産高は、特殊・産業化学品が7.1%増、医薬・ヘルスケアが0.3%増、諸原料品が8.1%増となっている。(ST,BT,LZ:12/30)
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