1999-01-25 ArtNo.17995
◆<印度>Telco、商用車製造拠点をプーナから鉄鋼都市に移転
【ジャムシェドプル】タタ・エンジニアリング・アンド・ロコモーティブ・カンパニーLtd(TELCO)は大型/中型商用車(HCV/MCV)の製造拠点をマハラシュトラ州プーナから姉妹会社のタタ・アイアン・アンドスチールCo Ltd(Tisco)が冷間圧延施設を建設中のビハール州ジャムシェドプルに移転する計画だ。
Telcoはまた最近お披露目した中型商用車(ICV)の製造もジャムシェドプルで手がける。Telcoは目下年間26万台の商用車を製造、内11万台はHCV/MCVで占められており、同社の商用車の半ば以上の製造が今後ジャムシェドプルに移転されることになる。
この結果プーナでは専ら多目的車の製造が手がけられる。目下のところは商用車の35%(約9万台)がジャムシェドプル/Lucknowで製造されている。
以上の方針は2000年4月までにTelco製HCV/MCVの全てにジャムシェドプル拠点のTata-Cummins Ltd製エンジンを採用する計画に基づくもの。目下Telcoは僅か10%のエンジンをTata-Cumminsから調達している。
同社は2001年4月までには軽商用車(LCV)にもTata-Cummins製エンジンを搭載させる方針だ。
Telcoはまた、サプライ・チェーンを3階級に分類、第3ランクのサプライヤーのみから直接納入を受け、第1、第2ランクに分類されたサプライヤーは、第3ランクのサプライヤーを通じて間接的に納入を認められることになる。これにより年間40クロー以上のコストが削減できると言う。(IE:1/22)
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