1999-01-25 ArtNo.17984
◆<星>APP、金融管理局元幹部3人を顧問に難局乗り切り図る
【シンガポール】インドネシアの財閥シナル・マス・グループ傘下の製紙会社、アジア・パルプ&ペーパーは、シンガポール金融管理局(MAS)の元幹部3人を常任顧問に据え、アジア金融危機の荒波乗り切りを図っている。
これら3人とはシンガポール国際金融取引所(SIMEX)のトップを務め、最近華僑銀行(OCBC)副頭取のポストを退いたエリザベス・サム女史、金融管理局の元副局長(副MD)で、目下国際通貨基金(IMF)から派遣され、タイの金融危機克服を支援しているコー・ベンセン氏、先週ABNアムロ・フューチャーズのMDを退いたウォン・チョンファット氏。コー氏とウォン氏は、1970年代に共にMASでサム女史の部下として働いた経験を有する。サム女史は1981年にチーフ・マネージャーのポストを退くまで、MASに勤務していた。(BT:1/23)
|