1999-01-22 ArtNo.17976
◆<馬・星>間コーズウェイの大橋への転換、年末に着工
【ジョホール・バル/シンガポール】ジョホール州のアブドル・ガニ首席大臣は19日、シンガポールとの間の既存のコーズウェイを大橋に建て替える工事は、100%マレーシア側が引き受け、今年末に着工されると語った。
公邸におけるハリラヤ・プアサの祝賀行事後、同相がマスコミに語ったところによると、同プロジェクトは既にシンガポール当局の承認を得ている。大橋の4分の3はマレーシア側水域に位置し、シンガポール側は最近ウッドランズの通関/出入国管理/検疫施設を完成させている。これによりシンガポール・サイドの工事は完了した。プロジェクトのコストは15億Mドルと見積もられ、地元企業4社の合弁に成るGerbang Perdana Sdn Bhdが工事を担当すると言う。
しかし、シンガポールのジャヤクマル外相は20日の国会答弁の席上、シンガポール政府はまだマレーシア側からコーズウェイの建て替えに関する通知を受けておらず、もしマレーシア政府が民間企業の関係プロジェクトを認めるなら、シンガポール政府に通知する必要があると語った。
それによるとシンガポールとマレーシア政府は、両国の複数の懸案事項をまとめて討議することで合意したが、コーズウェイの大橋への建て替え工事は、討議内容に含まれていないと言う。
ジョホール州政府は都市再開発計画の一部として、15億Mドルを投じ、既存のコーズウェイに替わる全長940メートルの大橋を建設する計画を発表しており、工期は3年としている。(LZ:1/21)
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