1995-05-31 ArtNo.1797
◆<星>S$70億パシル・パンジャン・コンテナ埠頭建設進捗
【シンガポール】シンガポール港湾局(PSA)が70億Sドルを投じて建設中のパシル・パンジャン新コンテナ埠頭の第1期工事は既に60%完成、98年初には5つの停泊施設が使用可能になる。
PSAが29日発表したところによれば、93年8月に着工された第1期工事では127haが埋め立てられ、コンテナ船停泊施設8つが設けられる。また埋立により222haが造成される第2期工事も今年9月乃至10月に着工され、18停泊施設が追加される。第1期及び第2期工事で造成されるそれぞれ長方形の埋め立て地は連結され凹字型を成すが、現在両者の中間に存在するラタン・ラウ島の一部はコンテナ船の運航に支障を来さぬよう切除される。同切除作業の入札審査は目下進められており、年内には着工される見通しだ。4期から成る全ての工事が完成すると、49のコンテナ停泊施設が稼働、年間1800万TEU(20フィート・コンテナ換算単位)の処理が可能となる。一方、既存のブラニ、ケッペル、タンジョン・パガルのコンテナ埠頭の処理能力は96年には合計1600万TEUに達すると言う。(ST,BT,LZ:5/30)
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