1999-01-21 ArtNo.17965
◆<印度>MUL、部品業者に5~18%の値下げ要求
【ニューデリー】インド自動車業界の値下げ競争が熾烈化する中でスズキとインド政府の対等出資合弁会社Maruti Udyog Ltd(MUL)は、部品納入業者に5~18%の納入価格の引き下げを求めている。
消息筋によれば、一部の納入業者は既に値下げに応じたものの、他の業者は依然として協議を続けている。
MULはタタ・エンジニアリング・アンド・ロコモーティブ・カンパニーLtd(TELCO)が国産小型乗用車インディカを発売したのを受けて、昨年末に大幅な値下げを発表、価格競争の口火を切った。部品業者らは、「MULは値下げに伴う負担は全てグループ内で消化すると述べていたが、今では納入業者にコスト負担を求めている。仮に納入業者全てに7%の価格引き下げを求めるなら、MULは製品値下げに伴う負担を全て納入業者に転嫁することになる」と不満を述べている。(ET:1/20)
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