1999-01-21 ArtNo.17964
◆<印度>政府、鉄鋼輸入最低価格を15~20%下方修正も
【ニューデリー】インド政府はスチールの最低(フロア)輸入価格を15~20%下方修正し、国際価格の趨勢に合わせる見通しだ。
スチール・ユーザー業界代表が、18日催された外国貿易総監(DGFT)との会議の席上、提出したデータによれば、スチールの国際価格はインド政府が定めたフロア価格を大幅に下回っている。現在のフロア価格は1998年6月の国際価格を基準にしたものだが、その後国際価格、取り分け欧州市場の価格は急落した。DGFTオフィス幹部は業界の以上の主張を受け入れたものの、フロア価格制度そのものの撤廃は考えないもようだ。
インドは1997年4-11月には国内需要の7.6%に相当する108万4000トンを輸入したが、1998年4-11月には国内需要の5.3%に相当する78万トンを輸入したにとどまった。
輸入スチールは40%の輸入関税を加えても、国産品に比して一般にトン当たり1000ルピー低価格となっている。(ET.THBL:1/19)
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