1999-01-21 ArtNo.17954
◆<星>CNA、制御システム技術でシーメンスと提携
【シンガポール】地元エンジニアリング会社、CNAエンジニアリングとシーメンスの子会社が、域内における工業用制御システム・ビジネスで技術提携した。
同提携にはクリーン・ルームや化学/薬品工場に関わるデザイン、設備据え付け、保守が含まれ、シーメンスの自動化/ドライブ・ビジネス部門が、関係技術をCNAに移転、CNAのソフトウェア・プログラミング能力の向上を支援する。
CNAのマイケル・オン重役(MD)によると、今回の提携を通じ、2001年までにウエハー・ファブ、化学/薬品業界におけるプロセス・コントロール・システム・ビジネスの10~15%のシェア獲得を目指す。プロセス・コントロール・システム・ビジネスの域内市場規模は5億Sドルと見積もられる。
これまでに既に10件のプロジェクトを共同で手がけた経験を有する両社は、共同でシンガポール、マレーシア、タイ、インドネシア、台湾におけるこの種の契約獲得を図る。シーメンスとの提携によりCNAのクリーン・ルーム関連ビジネスの売上は30%アップした。
CNAの昨年の営業額3300万Sドルの内3分の1が、クリーン・ルームの自動化や運転に関わるプロセル・コントロール・システムの据え付け工事ビジネスで占められ、残りはインテリジェント・ビルディングの管理システムで占められている。(BT:1/18)
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