1999-01-18 ArtNo.17935
◆<印度>Essar、ユーロ債でペレット事業資金調達
【ニューデリー】Essar Steel Ltd(ESL)はアンドラプラデシュ州Visakhapatnamに1840クローを投じて建設するペレット・コンプレックスの自己資本に当てる狙いからユーロ転換社債を発行、1億3000万米ドルを調達する。
消息筋によれば、米国拠点の投資銀行CIBCオッペンハイマーが起債幹事を務める。同プロジェクトの借入/自己資本比率は2:1で、自己資本は600クロー、1億3000万米ドル(550クロー)の社債が資本に転換されれば、外資出資率は54%に拡大する。社債の償還期間は7年、利子は7年もの米国財務省長期証券上乗せ375-400ベイシスポイント。
ペレット・コンプレックスには年産780万トンのペレティゼーション・プラント、世界第2位の長さを誇るスラリー・パイプライン、23MW(メガワット)の発電施設等から成る。プロジェクトが完成すれば、年間600万トンのペレットを輸出、2億2500万米ドルの輸出収益が見込める。既に年産330万トンのペレット製造施設が完成、最近生産を開始している。残りの拡張工事やパイプライン・システムの完成には24~30ヶ月を要する。ドイチェ・バンク傘下のRoland Berger Internationalが事業化調査を行い、ポジティブな報告を行っていると言う。(ET:1/16)
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