1999-01-18 ArtNo.17934
◆<印度>タタ、Utkalアルミナ事業から撤退図る
【カルカッタ】タタ・アイアン&スチール・カンパニー(TISCO)は非中核業務から手を引く方針に基づきオリッサ州における総コスト4000クローのアルミナ事業、Utkal Alumina Ltdから撤退を図っている。
同プロジェクトの借入/自己資本比率は3:2で、1600クローの自己資本の40%はノルスク・ヒドロが、残りの60%はアルキャン・アルミニウム、インディア・アルミニウム・カンパニーLtd(INDAL)、そしてTISCOが各20%ずつ分け合っている。
Utkal筋によると、TISCOの撤退問題は何度も話し合われ、引き留めが図られているが、未だTISCOから正式に最終的撤退方針は伝えられていない。このためTISCOが撤退後の暫定措置等も決まっていない。しかし譬えTISCOが撤退しても、他の3パートナーの財務基盤が強力なことから、プロジェクトそのもの運命が左右されることはないと言う。
TISCOの撤退が現実のものになった際は、同社の持分は、プロジェクトが公開公募されるまで、他の3社により分担されるものと見られ、新たな出資パートナーが誘致される可能性もあると言う。(ET:1/15)
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