1999-01-15 ArtNo.17913
◆<馬>ペトロナス、インドにおける一連のエネルギー事業に参画
【クアラルンプル】国営石油会社ペトローリアム・ナシオナルBhd(ペトロナス)はインドにおける一連のエネルギー事業に関わる野心的計画を立案している。
ニューデリーで開催されたペトロテック99会議の会場で、ペトロナスのハムザ・バカル副社長が語ったところによると、タミールナド工業開発公社(TIDCO)が募集した液化天然ガス(LNG)輸入施設の建設入札には既に応札、この他、ミャンマーからバングラデシュを経由してインドに至るガス・パイプラインの建設、タミールナド州Ennoreやアンドラプラデシュ州Kakinadaにおける液化石油ガス(LPG)輸入ターミナルの建設計画等への参画を検討している。
スーダン/イラン/トルコにおける原油生産に関わるペトロナスはインドに輸入原油の精製施設を設ける可能性も研究、また北部インドのPanipatにおける石油化学プロジェクトにも注目している。
アジア経済危機はペトロナスのこうしたインドにおける計画に影響を及ぼしておらず、今やより一層積極的に各プロジェクトの採算性やコスト要因等を研究していると言う。(NST,MBT,STAR:1/14)
|