1999-01-14 ArtNo.17904
◆<印度>特別輸入関税の処遇でCIIとFICCIが対立
【ニューデリー】インド業界のリーダーらは12日、過去2年にわたり予算案に盛り込まれてきた特別輸入関税(SID)の処遇で意見が2分した。
インド産業連盟(CII)の代表らは、この日催されたヤシュワント・シンハ蔵相との予算案対話の席上、統一戦線のチバムバラム前蔵相により導入された2%と3%の特別輸入関税は今年3月末の今財政年度の終結を期に廃止すべきだと要求したが、インド商工会議所連盟(FICCI)の幹部らは継続を求めた。
こうした意見の対立は、経済改革のペースに対する業界の足並みの乱れを象徴している。CIIの主要メンバーの中にもBajaj AutoのRahul Bajaj会長のようにFICCIの主張に同調するものも見られた。
またSID問題では対立したCIIとFICCIも、シンハ蔵相が導入した4%の特別追加税(SAD)を維持することでは意見の一致を見た。(ET:1/13)
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