1999-01-14 ArtNo.17901
◆<馬>オリックス、リース子会社にM$2.83億注入
【クアラルンプル】オリックスは現地合弁会社ユナイテッド・オリックス・リーシングBhd(UOL)に2億8334万Mドルを注入、その持分を拡大するとともに、マレーシアにおける一層の事業拡張を図る。
オリックスのサトー・タケシ重役(アジア太平洋担当)が12日語ったところによると、オリックスは昨年12月22日に、Amanah Capital Pertners BhdからUOLの1125万株、Antah Holdings Bhdから同650万株を、合計6830万Mドルで買収する契約を結んだ。これによりオリックスのUOL持分は当初の44.5%から80%に拡大、アンタの持分は33%から20%に縮小する。
同取引はオリックスの2億8334万Mドルの投資計画の一環で、UOLの再編計画の第1段階でもある。第2段階では、オリックスはUOLの償還可能優先株1億株を引き受けるとともに、UOL子会社のSemarak Capital Sdn Bhdに1億1500万Mドルを注入する。これによりUOLはその運転資金を補充、中小企業をターゲットとしたリース金融を続けることができる。UOLは1973年に創設されて以来、この種の中小企業融資に82億Mドルを投じてきた。
UOL幹部によると同社の1998年3月期税引き前利益は前年の5412万Mドルから815万Mドルに激減したが、これは不良貸付に対する引き当てが多額にのぼったためで、1999年3月期利益も一層の下降が見込まれると言う。(MBT,STAR,NST:1/13)
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