1999-01-14 ArtNo.17897
◆<馬>昨年第3四半期に景気回復の兆し:中央銀行
【クアラルンプル】昨年第3四半期(7-9月)の国内総生産(GDP)は、前年同期に比べ8.6%下降したものの、前四半期期(4-6月)に比べ2.3%アップした。
中央銀行の4半期報告書によれば、昨年第3四半期の数字は国内経済の不振が底入れしたことを示している。消費者情緒には依然として慎重さが目立つが、様々な指標に改善の跡が見られる。例えば4輪駆動車を含む乗用車販売は3万8782台と、第2四半期の2万9104台から大幅に増加した。銀行の個人向け融資も第2四半期の5億1500万Mドルから第3四半期の5億3100万Mドルに拡大した。
また7月にピークの1万2335人を数えた解雇者は、9月には6778人に半減した。
通産省が認可した製造業投資プロジェクトは第2四半期の40億Mドルから第3四半期の66億Mドルに拡大、7月には1億Mドルにも満たなかった外国直接投資(FDI)が、9月には47億Mドルをマークした。これには総額35億Mドルの化学プロジェクト2件が貢献した。しかし化学プロジェクト2件を除いても、FDIの承認額は12億Mドルと、飛躍的増加を見ていると言う。(NST,MBT,STAR,LZ:1/13)
|
|