1999-01-14 ArtNo.17894
◆<星>シングテル、インドTV会社と通信衛星リース契約
【シンガポール】シンガポール・テレコム(シングテル)は、昨年8月に台湾の中華電信と共同で打ち上げた通信衛星ST-1のトランスポンダーのリース契約を、インドのSterlingsat Televisionと結んだ。
シングテルが12日発表したところによれば、同契約の下、スターリングサットは今年下半期からST-1のkuバンド・トランスポンダーを利用してインドにおける通信教育プログラムを開始する。将来はデジタル・ディストリビューション・システムやインターネット技術を応用したニュー・メディア・サービス、例えばホーム・バンキング、ホーム・ショッピング等も手がけると言う。
シングテルは12年のリース契約の総額は2億600万Sドルに達すると述べているが、リースされたトランスポンダーの具体的数字を明らかにしていない。スターリングは当初8基のトランスポンダーのリースを予約し、他のトランスポンダーについてもリースすることを希望していたと言う。
ST-1にはkuバンド・トランスポンダー16基とCバンド・トランスポンダー14基が搭載されている。一般にCバンドの年間リース料は150万~250万米ドル、kuバンドは350万~450万米ドルとされる。最近の経済危機でトランスポンダーの需要が減った反面、通信衛星の打ち上げを見合わせるものも出ており、ST-1の競争者も減っていると言う。(ST,BT,LZ:1/13)
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