1999-01-13 ArtNo.17886
◆<馬>Datek、ネット・ベースの新ビジネス・モデル紹介
【クアラルンプル】オーストラリアのソフト開発スペシャリスト、Darryl Carlton氏が野村ジャフコの資金援助を得てマレーシアに設けたDatek Sdn Bhdは、エンタープライズ・リソース・マネージメント(ERM)ソフトウェアの使用と支払い方式を一変するインターネット・ベースの新ビジネス・サービスを間もなくスタートする。
カールトン氏によれば、同社の方式ではソフトウェアのオンサイト・インストレーションは全く不要になる。今日のERMソフトウェアは決してユーザー・フレンドリーではなく、インストールが困難なばかりか、コストも多額にのぼる。
デイテックの主戦略は、同社のERMソフトウェア製品Maduraと、同社が開発したインターネット・デリバリー技術BisinessToneを結合すること。ビジネストーンはインスタントなインターネット・アクセスを可能にする。ビジネストーンを用いインターネットを通じてマドゥラのデリバリーを受けた顧客は、1セントの先行投資も必要とせず、ERMソフトウェアを使用することができる。デイテックはマドゥラの使用量に基づいて料金を徴収する。同社は目下、電話会社、インターネット・サービス・プロバイダー(ISP)、国際会計会社等と、これらの企業の顧客にビジネストーンを利用する便宜を提供する交渉を進めていると言う。(MBT:1/8)
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